声優になる前に方言やなまりは直すべき？イントネーションの直し方を解説

小中学生のなりたい職業上位にランクインする声優の仕事。

声優になる上で大切なスキルの中でも特に「標準語で話すこと」は、地方出身者ならだれもが苦戦するのではないでしょうか。

など、今まで生きてきた環境で馴染んできたからこそ、今から標準語を直すのはどうしたらいいのか悩みますよね。

声優を目指すなら標準語を話すということは避けては通れないので、相当な覚悟が必要です。

この記事では方言やなまりを直すべきなのか、イントネーションの直し方について分かりやすく解説していきます。

声優を目指す前に方言やなまりは直すべき

結論からいうと声優を目指す前に方言やなまりは早い段階で直すべきです。

自分の好きな作品のアニメキャラが標準語で喋っているはずなのに地方の方言を使っていたり、イントネーションが違ったらアニメを視聴している方はどう思うでしょうか。

アニメや映画の吹き替えやナレーションといった声優の仕事は全国区で放送されるため、基本的に標準語で収録をします。

標準語を話せることが最低限のスキルなので、イントネーションやアクセントが違うと正しい発音が出来るまで何度も録りなおしをしなければなりません。

同時期にデビューした声優がいて「正しく標準語を話せる声優」と「なまりやアクセントが標準語と違う声優」なら前者の方が有利。

しかし、地方出身だからといって諦めないでください。

「呪術廻戦」の五条悟役を演じる中村悠一さん（香川県）や「新世紀エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウ役を務める立木文彦さん（長崎）など、地方出身でも活躍されている声優さんはたくさんいます。

生まれ親しんだ方言やなまり、アクセントを標準語に直すのは早ければ早いほど後々苦労しないので、今からでも直していきましょう。

方言やなまりにまけないイントネーションの直し方4選

それではイントネーションの直し方について解説します。

今回ご紹介するほかにも方法はたくさんあるので、これをキッカケにぜひあなたに合う方法を探してみてください。

1つずつ詳しく説明します。

標準語のお友達をつくる

お金をかけず手っ取り早く学べる方法は標準語のお友達と話す方法です。

発音やイントネーションを聞いて実際に真似をしてみるだけでも少しずつ直っていきます。

お友達だと気兼ねなくどこのアクセントが違うのか聞けたり指摘してもらうことができるので周りに標準語で話すお友達がいたら積極的に話してみましょう。

地域によっては学生・社会人向けの声優サークルがあります。

実際にアニメにでたことのあるプロの声優さんをお招きして体験レッスンを実施しているサークルもあるので、自分の住んでる地域にあるか探してみましょう。

周りに標準語で話すお友達がいなければSNSを活用するのもおすすめです。

同じく声優を目指しているコミュニティ内でお友達を作ったり、情報交換やSNSで実際に自分の声を投稿してみてアドバイスを貰うこともできます。

いきなり初対面の人と仲良くなるのが難しい人はSNSでお友達を作るところからスタートしてみましょう。

YouTubeのニュースで学ぶ

アナウンサーやナレーターの発音を聞いたり、原稿の文字おこしをして実際に同じように話してみる練習です。

YouTubeでは毎日各テレビ局のニュース番組の動画が投稿され、動画時間も短時間なものが多いので気軽に始められます。

通勤、通学時間のちょっとした時間でも視聴できるので、聴くトレーニングにもなります。

実際に原稿を読んだものを音声アプリに録音してアナウンサーとのイントネーションの違いはどこなのか勉強してみるのもおすすめです。

ココナラで依頼をする

ココナラというサービスを利用して方言やなまりを個別で指導してもらえます。

現在声優学校で講師をしている、コンクール受賞歴がある、報道アナウンサーといった実績がある方からの個人指導が受けられるのがポイントです。

顔出しをせず音声のみでの自宅レッスンなので外に出るといった手間もないですし、実際に活動されているプロの方に自分の話し方や気になっていることを相談することができます。

価格帯は60分2,000円からあるので、声優養成所に通う前にプロの実績を持つ方にマンツーマンでアドバイスを貰い、早めに自分の課題と向き合えることができます。

アクセント辞典を使って勉強する

声優業界やアナウンサー業など声を仕事にしている人が必ず持ってるアクセント辞典を使っての勉強です。

「秋」や「空き」、「窯」や「鎌」といった発音によって意味が変わる言葉のアクセントを学ぶことができます。

最近ではスマートフォンやタブレットのアプリからアクセント辞典を購入できるので、日常で辞典を持ち運ぶと荷物になるって方はスマートフォンやタブレットから購入しましょう。

また、JAccentアプリはAIを活用した無料のアクセント辞典アプリなので有料のアプリを購入する前に試してみるのも手です。

効率よくしっかり学ぶなら専門家に頼ることも視野に

先ほどお話した内容でもなかなかうまくいかない、もっと本格的に標準語をマスターしたい方も中に入るんではないでしょうか。

さらに効率よく声優を目指すなら声優の専門学校や声優養成所に通うのがおすすめです。

現役の声優さんが講師だったり、演技指導やオーディション対策、自分にあった授業を選ぶことができます。

学校によっては授業内容や授業回数だったり、全日制や夜間コースもあるので、入学する前にオープンキャンパスへ行ったり資料請求をして自分に合った学校を探してみてくださいね。

まとめ

今回は、声優になる前に方言やなまり、イントネーションを直す方法を紹介しました。

アニメや吹き替え、ナレーションといった声の仕事は基本的に標準語で話すため、方言やなまりが気になるあなたはこれから声優を目指していくために直さないといけません。

無料で気軽に直す方法や有料でプロからのレッスンが受けられる方法を紹介しました。

標準語はすぐに身につくものではありません。

声優養成所に通う前に今からでも標準語で話すという意識をもって、憧れの声優を目指していきましょう。